こんにちは。
Danコンサルティングの新子(あたらし)です。
この度は、ホームページにお越しいただきありがとうございます。
せっかくお越しいただきましたので、わたしが起業に至った経緯と思いをお話します。

わたしは大阪出身、現在は栃木を拠点としています。
関西のとある大学卒業後、大手住宅設備機器メーカーに入社しました。
当時、時代はバブルの真っただ中。時代背景もあり会社には難なく入ることができたし、同期入社も非常に多く、社内でも一番多い世代でした。

入社後、石川~富山~埼玉~大阪~長野~栃木~山梨 計7府県で営業職・マネージャーとして勤務し、各地で建築関係のお客様や流通店様への営業を主な仕事として従事していました。
これがやりたいんだと強く思って入社したわけではありませんが、仕事はそこそこ面白く、仲間にも恵まれ楽しく仕事をしていました。

仕事は楽しかったのですが、50歳になったころから漠然と『人生100年時代っていうけど、自分自身のセカンドキャリアはどうなっていくんだろう?』と考えるようになりました。
大阪出身のわたしが栃木県に自宅を建設したこともあり、その疑問は 『(出身地でもない栃木での)セカンドキャリアをどうしよう?友達もおらんし・・・』という言いようのない不安感に変化していきました。
 

そんな時、たまたま見つけたのが小山(おやま)商工会議所主催の【創業塾】でした。
そこには、すでに起業している人や、わたしと同じようにセカンドキャリアを形成し、より良いセカンドライフを手にしたいと考え起業しようと考える人が約20名ほど参加していました。
わたしは仲間から刺激を受け『起業』への思いをどんどん強めていったのです。

ある年、勤務していた会社が早期退職制度で退職希望者を募集しはじめました。
『どうしようかな...』とは思いましたが、急な募集で心の準備ができていなかったわたしは、踏ん切りをつけられずスルーしました。
その翌年、わたしは社命により山梨勤務を命じられ、単身赴任を始めていたのですが、なんとまたまた会社が早期退職希望者を募集。それも今回のほうが募集の条件が良いではありませんか。
ここでもいったんは躊躇しましたが、これをチャンスと捉えようと考え、わたしは意を決して応募することにしました。
でも、家族もいるので『辞めてきたよ!』と事後報告で済ますわけにも当然行いきません。

辞めて生活できるのか?
ローンはあと25年あるぞ...

まずは妻にプレゼン実施。パワーポイントでやめた場合の今後のライフプランを説明。
やりたいことが定まっていなかったので、マネープランニングのみのプレゼンとなりましたが、
承諾を得ることができました。

次は、なにをするか? です。

【創業塾】では、カフェの経営をテーマに課題を進めたのですが、
・コロナ禍であったこと
・人に料理をふるまえるほど、料理がそんなに得意でないこと
・むかし、お好み焼き屋さんを開きたいといったとき、妻には『いやです。』ときっぱり拒否られた…
という理由で飲食店経営は無理

そこで
自分の得意はなんだろう?
好きなことは何だろう?
やりたいことは何だろう?
と真剣に考えました。

自分は人と話すのが得意だ...

会社で学び実践してきた、マーケティング・財務・コーチングなどのスキルを使い経営コンサル?
ほんとにそれがやりたいことか??

一度きりの人生、後悔はしたくない。
安定を取るか...
リスクをとってチャレンジするか...

考えて、真剣に考えて

よしっ。チャレンジしよう。【起業・経営アドバイザー】になる!

と決意しました。


それから始めたことは、今まで学び、実践してきた知識をより体系的に整理するため、企業経営アドバイザー(一般社団法人日本金融人材育成協会認定)の資格を取得。
ファイナンシャルプランナーとしての知識も活用しつつ、私と同じような悩みを持っている人の力になろうと決意しました。


大手企業でも早期退職制度を用意している会社は増えています。
政府は定年の延長を打ち出していますが、企業側からすると固定費の高いベテランより若い人のほうがいに決まっています。今後もベテランには厳しい選択が迫られます。

ぶら下がって働くより、起業する。それも選択肢の一つです。
でも、いきなり会社を辞めて起業する必要はありません。
会社にいる間に準備を進めればいいのです。

今の会社で働きながら、週末副業で起業する。
それが週末起業術です。
この方法のいいところは、気持ちが前向きになるところです。
『残業を減らしなさい』っていいわれるから、早く切り上げて帰るのではなく、
副業があるから今まで以上に仕事を効率化しよう、と意識も変わってきます。

わたしは、起業のこころざしから早期退職の決意、退職後の生活設計から起業に至るまでの体験を踏まえ皆さんと共に歩みたいと思います。

皆さんがより良いセカンドキャリアを形成できますように。。。